Re:m 

At the touch of love, everyone becomes a poet. (愛に触れると誰もが詩人になれる)

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早朝の電話が沈黙を破り
8年前の朧げな悪夢が甦る
僕の心は曇り空で今にも滴が零れ堕ちそう

絲に巻かれて眠る君
無機質な巣から騒音が鳴り響く

五月蝿い五月蝿い五月蝿い

目を閉じ口を閉じ耳を塞ぐ
それでも消えることは無く
容赦なく僕を突き刺す

一晩経っても夢と化することはなく
まるで何事もなかったかのように
空は繰り返す

新たな1日が始まる

時間に置き去りにされた僕は必死に過去に縋りつく
どんなに理想像を描いても僕の未来に君はいない
大きな喪失感と虚無感に囚われる日々
時には月が涙を流す日もあっただろう

時が経ち
暦が春を迎えても
僕は未だに時間に追いつけないでいる

毎年隣で咲き乱れていた桜が
今年は顔を見せない

これは前に進めない僕のせい?

星になってしまった君のせい?





 


あとがき

これは実体験そして実話です
「君」は昨年亡くなった私の祖父のことです

絲は無数の点滴、巣は機械を表します
騒音は心拍数がゼロになって鳴る音です
亡くなるまでずっと鳴り響いていた音です

後半に書いた桜もまた実話です(本当は梅の木なんですが)
祖父が大切にしていた梅の木があったんです
うちの庭に
入学式にその木の前で写真を撮ったこともありました
毎年花を咲かせていたのに
今年になってぱったりと咲かなくなりました
梅の息吹が途絶えた時期と祖父の亡くなった時期が重なっていて
なんだか悲しくなりました

うちの両親は仕事が忙しい人達で私は幼い頃あまり構ってもらえませんでした
良い子でいようとしていたせいか心配させないように
今までずっとあまり両親の前では泣かないようにしてました
そのせいで1人で抱え込む癖がついてしまったけど…

でも祖父のお葬式の時に何年ぶりかで泣いてしまいました
声もあげず静かに泣いてましたが母親が黙ってハンカチを渡してくれた時は場違い?ながらもちょっと嬉しかったのを覚えてます

この詩を読んで1人でも多くの人が何かを感じてもらえたら嬉しいです
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2006/04/17/Mon 01:10:34  /CM:2/TB:0/
new 泡影 / MAIN / shadows of you old

COMMENT

  from - 深雨
私のおじいちゃんは、私が大学に入学して直ぐに亡くなったんだよね。
その前から、もうあんまり持たないことは分かっていたから覚悟していて・・・
でも、大学入学まで生きててくれて、なんか「頑張れ」って言われてる気がしたんだ。
身近な人の死って、物凄い喪失感や置いてきぼり感があるけど、私は何かを与えられている気もするかも・・・

あれ、詩の感想が無いし(;´д`A゛

>一晩経っても夢と化することはなく
>まるで何事もなかったかのように
>空は繰り返す

>新たな1日が始まる

ここに凄く共感したよ!!
私の感情なんか無視して進む時間・・・
なんか、自分だけ違う空間に追いやられたような気がするよね・・・
2006.04.18-23:08/深雨/URL/EDIT/
>深雨  from - 
与えられるものも確かにあるよね
(この詩ではあまり書かなかったけど…)
人生の儚さだったり美しさだったり
そこから「自分も精一杯生きよう」とか「しっかりと充実した人生を送って悔いのないようにしよう」とか思うんだよね

共感してくれてありがとう(´∀`)
何も変わらないんだよね
私にとっては大事件なのに世界から見ればほんのちょこっとの事で
妙に虚しくなってしまったり…
2006.04.20-17:13//URL/EDIT/

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 内緒です♪

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